『神戸学校online』サロン2022年1月度「alone with others~未来との向き合い方としあわせとの向き合い方~」ゲスト:藤田一照さん(曹洞宗僧侶)

神戸学校
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サロン紹介

★月1回神戸で開催している「神戸学校」のオンライン配信サロン『神戸学校online』です。

★サロンに参加申し込みいただくと、当日のライブ配信と、後日アップする録画動画を見ることができます。

【ライブ配信】2022年1月29日(土)13:30~16:00ごろ
【収録動画配信】2022年2月11日(金)ごろにアップ予定
※配信は予告なく変更・終了する場合があります。
※配信はビデオ会議アプリ「Zoom」で行います。事前にPCまたはスマートフォンにアプリのインストールをおねがいします

1月の神戸学校は『ブッダが教える愉快な生き方』などのベストセラーも輩出され、仏教を紐解きしあわせに生きる術を教えてくださる曹洞宗僧侶 藤田 一照さんにお越しいただきます。

身体は心に影響を与え、心は身体に影響を与えます。藤田さんはまず、ソマティックワークで聞く人の心と身体を整えるところから講演を始められます。そうして柔らかくなった心と身体に沁みわたるお話をしてくださいます。

仏教は日本人にとって最も身近な宗教ですが、仏教を学ぶというとみなさん難しく考えてしまうのではないでしょうか。藤田さんが教えてくださるのは仏教の知識ではなく、「仏教的な学び方」です。ブッダは自由に生きながら瞑想で覚りを深め、自然や人々との出会いを通して一生かけて修行を続けた「学ぶ」人でした。そんなブッダの生き方を見て惹かれた人たちが集まって形成されていったのが仏教です。

今回の神戸学校のテーマにあげたのは「alone with others」。alone( 一人) なのに with others(ともに) という一見矛盾するようなとても仏教的な概念です。

一人だけで道を探求しているからこそ気付くこともあります。でも一方でそこに依存していると自分だけのしあわせを願うことになってしまう。他方、with others だれかと分かち合うことはとても大事ですがそこに依存してしまうと一人で何もできなくなってしまう。自分の気づきをみんなと分かち合うこと、一方でみんなから得たものを自分で反芻してみること。aloneにもothersにも依存せず、ひとつの焦点に支配されない姿勢が大切なのだと一照さんは説かれます。

私たちはコロナ禍を経験し、近代という人間中心主義の一つの文明が崩壊しようとしているのを目の当たりにしているのかもしれません。これからは、人間だけではなく、地球という森のなかに暮らしている感覚をもつことが重要になってくるのではないでしょうか。しかしそれすらも「答え」として留めるのではなく、”alone with others”というスタンスでともに柔軟に未来との向き合い方を変えていくことが、22世紀への歩みなのかもしれません。

「22世紀を願うことは悪いことじゃないけれど捉われたらだめ。なぜなら生活とは諸行無常であり、常に変わるものなのです。昨日のしあわせは今日のしあわせとは限らないのだから」と藤田さんは言います。

藤田さんが考えるしあわせとの向き合い方とはどのようなものなのか。ご講演を聞かれたあとは、みなさまの毎日がちょっと愉快で楽しいものになることを願い、1月特別講演とさせていただきます。



<PROFILE>
曹洞宗僧侶。1954年愛媛県生まれ。東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程を中途退学し、曹洞宗僧侶となる。1987年よりアメリカ合衆国マサチューセッツ州西部にある禅堂に住持として渡米、近隣の大学や仏教瞑想センターでも禅の講義や坐禅指導を行う。2005年に帰国。2010年から2018年まで、サンフランシスコにある曹洞宗国際センター所長。神奈川県葉山町にて慣例に捉われない独自の坐禅会を主宰している。
松籟学舎一照塾を主宰。 https://www.facebook.com/isshojuku
著書に『現代坐禅講義』、『現代「只管打坐」講義』(佼成出版社)、『禅トレで生きるのがラクになる』(世界文化社)、『禅僧が教える考えすぎない生き方』(大和書房)、『ブッダが教える愉快な生き方』(NHK出版)。共著に『あたらしいわたし』(佼成出版社)、『仏教は世界を救うか?』(地湧社)、『脳科学は宗教を解明するか?』(春秋社)、『禅の教室』(中公新書)『アップデートする仏教』(幻冬舎新書)、『退歩のススメ』(晶文社)、『感じて、ゆるす仏教』(角川書店)、『〈仏教3.0〉を哲学する』(春秋社)、『仏教サイコロジー』(サンガ)、『〈仏教3.0〉を哲学する バージョン2』(春秋社)、『不要不急』(新潮新書)、訳書にティク・ナット・ハン『禅への鍵』、『法華経の省察』、ドン・キューピット『未来の宗教』、ラリー・ローゼンバーグ『〈目覚め〉への3つのステップ』(以上、春秋社)、キャロライン・ブレイジャー『自己牢獄を超えて』(コスモス・ライブラリー)、『禅マインド ビギナーズ・マインド2』(サンガ)がある。

[期間]
2021.12.23 〜
[参加料]
500円(非課税)

フェリシモIDをお持ちでない方はこちら

サロン詳細

【『神戸学校online』について】
・毎月、神戸の会場で開催しているメッセージライブ「神戸学校」をライブ配信または録画配信するものです。今月はオンラインのみの開催となります。
・神戸学校のご参加料は、「あしなが育英会」を通じて、全額が東日本大震災遺児の方々の心のケア活動に活用されています。
・「ライブ配信」「録画配信」の動画ページの映像を撮影、録画、録音、複製、転用することを固く禁止します。

【神戸学校とは】
神戸学校は1995年の阪神淡路大震災をきっかけに株式会社フェリシモがスタートした講演会です。「崩壊した建造物の修復はできない我々にも、人々の心の復興につながるようなことならできるかもしれない。」そう考え、神戸発未来へ「経験と言葉の贈り物」をコンセプトとした講演会(メッセージライブ)を開催しようということになりました。
神戸学校にお招きする方々は、各界でご活躍のオーソリティーです。神戸学校では、「生活デザイン学校」として、神戸の人々や神戸に集う方々が、神戸学校での発見をとおして豊かな生活を積み重ね、豊かな人生を送ることを目指しています。開始以来、200名以上の素晴らしいゲストを毎月お招きしてまいりました。2021年1月より神戸市にあるフェリシモ新社屋「Stage Felissimo」のホールで開催しています。
2021年度のテーマは「22for22」。しあわせな22世紀をデザインしていくには、私たち自身の未来に向けた行動が必要と考えています。

※神戸学校は、地域社会や、従業員の自己啓発に貢献したとして2004年に社団法人メセナ協議会主宰「メセナアワード 文化庁長官賞」を受賞しました 。

※神戸学校の参加料の寄付実積について>>https://www.felissimo.co.jp/s/kobe2007/2/

【ともにしあわになるしあわせ wish with】
神戸学校オンライン配信サロンは、フェリシモ「ともにしあわせになるしあわせ wish with」プロジェクトの一環として活動しています。このプロジェクトは、新型コロナウイルスによる多様な課題に対してみなさまとともに取り組むプロジェクトです。その取り組みを通じて、みなさまご自身が、まわりの方とともにしあわせな生活文化を育み、未来の暮らしを作っていくことを応援します。

[期間]
2021.12.23 〜
[参加料]
500円(非課税)

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EVENTS

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