耳もとにさりげなく輝くのは至宝の文様。 こんにちは、おてらぶの部長、ひさよしです。今回はおてらぶの新作アクセサリー「七宝文様イヤーカフ」をご紹介いたします。 デザインモチーフになっているのは「仏教文様」。仏教文様といってもいったいどんな物なのか分かりにくいですよね。 今に伝わる「仏教文様」の歴史お寺文化にはさまざまな文様がありますが、その多くは天平時代(592~784年)に聖徳太子が行った大化の改新(645年)によって中国から仏教が伝来したことからはじまりました。 仏教は聖徳太子により当時の国家基盤として定められ、権力を持つ貴族たちをまとめるために用いられました。その際、国家安寧を祈願するため「法隆寺」「四天王寺」「唐招提寺」をはじめとする寺社を建立することになりました。 仏殿に置かれる仏像や装飾品、仏具などにはさまざまな「文様」が施され、仏教の世界観やメッセージを当時の人びとに伝えてきました。 代表的な仏教文様一言で「仏教文様」といっても実はさまざまなデザインがあります。ここではその一部をご紹介します。 蓮華文(れんげもん)はその字の通り蓮の花をかたどった文様です。蓮の花は仏教では重要なモチーフであり、仏教伝来とともに日本では飛鳥時代以来盛んに用いられました。 飛天文(ひてんもん)とは、仏教世界の天上に住むといわれる天上人をモチーフにして描かれている文様です。優雅に舞い、楽器を演奏したり散華している姿で描かれます。絵画や彫刻、建築の装飾文様などに多く用いられました。 雲気文(うんきもん)は雲をモチーフにした文様です。あまり聞き馴染みがない言葉ですが「雲気」とは雲の気配や雲が移動する様子のこと。珍しいことが起こる前に現れるという瑞雲(ずいうん)もこのひとつだそうです。 七宝文(しっぽうもん)とは仏教世界での七つの宝として伝わる金・銀・瑠璃・波璃・珊瑚・瑪瑙・真珠を模様化したものです。日本では正倉院宝物の錦(にしき)や纐纈(こうけち)に多くみられ、その後平安時代以後の有織(ゆうそく)文様に受け継がれました。 ご紹介した仏教文様はごく一部ですが、今回はこの中から「七宝文」をモチーフにイヤーカフを作ってみました。 耳もとに極小の七宝今回作ったイヤーカフは小ぶりなデザインが特徴。 今までイヤーカフを使ったことがない人にも手軽に手に取っていただけるように、華美すぎず、でも他にはない存在感あるテイストに仕上げてみました。 七宝文様は着物の柄にも使われることがあるので、和装にも相性が良いと思います。 イヤーカフは雰囲気のある台紙にセットしたパッケージで、和のテイストが好きな人やお寺巡りが好きな人へのプレゼントとしてもご検討ください。
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