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古来の宝物で爪を彩る。正倉院展と一緒に作ったジェル風ネイルシール #正倉院展コラボグッズ ②

指先に虹色のきらめきを宿して。

本商品の販売は終了いたしました。過去の活動記録としてご覧ください。最新のミュージアム部グッズは【こちら】でご覧いただけます。

螺鈿細工らでんざいくうるわしい正倉院宝物にインスピレーションを受けて作り上げた、ジェル風ネイルシール。

みなさま、こんにちは! 歴史が好きな、フェリシモ「ミュージアム部」プランナーのささのはです。

みなさまは正倉院宝物しょうそういんほうもつという言葉を聞いたことはありますか?

正倉院宝物とは:天平てんぴょう時代(710年~794年)に建てられた大規模な高床倉庫・正倉(現在の正倉院宝庫)に収められた宝物の事を指す。聖武しょうむ天皇の四十九日の法要にあたり、光明こうみょう皇后が彼ゆかりの宝物などを東大寺に奉献・それを同寺の「正倉」に収蔵保管したことが、「正倉院宝物」のはじまりと伝わる。以降、シルクロード交易や遣唐使がもたらした天平文化にまつわる美術品なども収蔵物として追加され、今に至る。
毎年秋には正倉院宝庫の勅封ちょくふうを解いて宝物の点検を行い、同タイミングで一部の宝物を一般公開する「正倉院展」が開催される。

なお奈良・平安時代には、各地方の役所や大きな寺に重要な宝物を保管するための正倉が存在し、正倉がたくさん集まっている場所はすべて「正倉院」と呼ばれたが、現代では奈良・東大寺にかつての正倉院のうちのひとつである「正倉」が残るのみである。

歴史好きを名乗りつつ、実のところ主に中世の終わり~近現代の史学に興味を集中させていた、プランナー・ささのは。
そんな私にとって「正倉院宝物」は少し遠く感じる存在だったのですが、今回、魅力的な宝物の数々の中でも貝を用いた「螺鈿細工」が美しい宝物に心奪われてしまいまして……。

出典元(左から):正倉院宝物 螺鈿紫檀五絃琵琶/正倉院宝物 八角鏡 平螺鈿花鳥背/正倉院宝物 螺鈿紫檀阮咸
正倉院公式HPより)

螺鈿細工とは:
夜光貝やこうがい白蝶貝しろちょうがい黒蝶貝くろちょうがいなどの貝がらのうち、内側の淡い虹色に輝く部分を切り取り、木器もっき漆器しっきの飾りとしてはめこむ技法のこと。ちなみに「螺」は巻貝、「鈿」は黄金の飾りの意味を持つ。

どれも本当に美しく、実際に手に掲げて、様々な角度から光り輝く宝物のさまを堪能たんのうしたい気持ちがムクムクと湧き出ます。
しかし、宝物は古代から現代に至るまで、多くの人々が守り受け継いだ貴重な遺産。どんなに憧れても、現代の一般市民として生きる私がおいそれと手に取って楽しむことはできません……><

正倉院宝物を彩る螺鈿が放つ美しいきらめきを、現代人が手もとで楽しめるものに、なんとか落とし込めないものだろうか……。

そんなことを考えたプランナーが、「第74回 正倉院展」とコラボして、螺鈿細工に彩られた正倉院宝物にインスピレーションを受けた「ジェル風ネイルシール」を作ってみました!

ミュージアム部
宝物の輝きを手もとに 螺鈿風デザインが光るジェル風ネイルシール

月1セット ¥1,800(+10% ¥1,980)
※1セットだけ(1ヵ月だけ)の購入も可能です。
※詳しくは「初めての方へ・お買い物ガイド」をご確認ください。

※販売終了しました

今回正倉院宝物を元に作り上げたデザインはこちら。

螺鈿紫檀五絃琵琶らでんしたんのごげんびわ

べっこう風デザインに、螺鈿をイメージした箔が映えるこちらのネイルシールは、国家珍宝帳こっかちんぽうちょうに記載された楽器「螺鈿紫檀五絃琵琶」をモチーフに。五絃琵琶はインド起源と伝わっており、頭部分が折れ曲がらない直頸ちょっけい形式を特徴としています。螺鈿・玳瑁たいまい(べっ甲)貼りなどの技法を駆使して作り上げられた文様は、まさしく華麗の一言……!

出典元(左図):正倉院宝物 螺鈿紫檀五絃琵琶
正倉院公式HPより)

螺鈿紫檀阮咸らでんしたんのげんかん

宝物の素材としても使われている紫檀の木目風デザイン&螺鈿イメージの箔の組み合わせが一風変わって面白いこちらのネイルシールは、国家珍宝帳こっかちんぽうちょうに記載された楽器螺鈿紫檀阮咸」をモチーフに月琴げっきんをベースに生まれた楽器で、円盤形の胴と長いくびが特徴です。楽器名の「阮咸」は中国晋代の文人である「竹林ちくりん七賢しちけん(七賢人)」の一人の名前にちなんでいるのだそう。なんでも阮咸さん、「螺鈿紫檀阮咸」と同じ種類の楽器が大好きでよく弾いていたようで……後世で自分を由来に名付けられたと知ったら、さぞかし驚き喜ぶことでしょう。

出典元(左図):正倉院宝物 螺鈿紫檀阮咸
正倉院公式HPより)

八角鏡はっかくきょう 平螺鈿花鳥背へいらでんかちょうはい

しっとりした黒のベースを、螺鈿風箔や赤や緑の宝石デザインで華やかに彩ったこちらのネイルシールは、鏡の背に螺鈿細工で花鳥文をあらわした鏡「八角鏡 平螺鈿花鳥背」をモチーフに。めしべ・おしべ部分に赤い琥珀こはくをちりばめた宝物は、黒い樹脂のような素材をベースに用いていることで、文様やトルコ石の欠片がよく映えています。
国家珍宝帳に載っているのも納得の、とても美しい鏡です!

出典元(左図):正倉院宝物 八角鏡 平螺鈿花鳥背
正倉院公式HPより)

繊細な輝きをオーロラ箔で再現。優しい虹色に輝く様子は、まるで本物の螺鈿細工のよう!

ネイルシールの使い方はとっても簡単。爪の先端に合わせてシールをのせるだけ! 仕上げとしてお手持ちのトップコートを塗っていただくと、持ちがよくなります。

ネイルシート2枚セットでお届け。両手の爪に貼る場合、約2回楽しめます。
※使用可能回数については個人差があります

爪に貼ってお手持ちのトップコートを塗るだけで、プロにお任せしたような仕上がりに。ジェルネイルみたいなぷっくり質感が、高級感をかもし出します♪

あなただけの宝物のきらめきを、お手もとでお楽しみください。

ミュージアム部
宝物の輝きを手もとに 螺鈿風デザインが光るジェル風ネイルシール

月1セット ¥1,800(+10% ¥1,980)
※1セットだけ(1ヵ月だけ)の購入も可能です。
※詳しくは「初めての方へ・お買い物ガイド」をご確認ください。

※販売終了しました

年に一度、倉に納められている宝物の点検を目的に勅封が解かれるのに合わせ、2週間のみ開催される「正倉院展」。
本年・2022年の「第74回 正倉院展」は、奈良国立博物館にて10月29日(土)~11月14日(月)まで開催!

貴重な宝物の公開を、どうぞお見逃しなく……。

第74回 正倉院展
主催・会場:奈良国立博物館(奈良市登大路町50番地)
開催期間:10月29日(土)~11月14日(月)
開館日時:午前9時~午後6時(金・土・日曜、祝日は午後8時まで)
※くわしくは正倉院展公式ホームページをご確認ください


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