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ゴッホの逸話を耳元にきらめかせて。天才画家を知るためのアシメトリーイヤアクセサリー

興味深い逸話を数多く持つ画家・ゴッホ。彼の人物像が浮かび上がるエピソードを落とし込んだ、アシメトリーデザインのイヤアクセサリーが完成しました。

※同時デビューの多機能ウォレットについてはこちらからどうぞ▼

みなさま、こんにちは! 歴史が好きな、フェリシモ「ミュージアム部」プランナーのささのはです。

突然ですが、みなさま、ゴッホという画家をご存じでしょうか?

出典:National Gallery of Art(Collection) 「Self-Portrait」 公式Webサイトより
※掲載作品はパブリックドメインです

~ゴッホとは?~

フィンセント・ファン・ゴッホは、印象派の画法を受け継ぎつつも、更に飛躍させようと試みた「ポスト印象派(ポスト印象主義)」に分類される画家。時代により画風が大きく変化した画家のひとりだが、その中でも大胆な筆遣いと鮮烈な色遣いの絵が特に有名。世界的な人気を誇る現代とは裏腹に、生前に売れた絵は一枚のみとも言われており、不遇な作家人生を送った。
37歳でその生涯を閉じたが、その最期には不可解な点が多く、今も議論が続けられている。日本では「炎の画家」という通称でも知られている。

ゴッホと言えば、日本でも大人気の画家ですよね。私も以前より「彼の絵のタッチには、彼にしかない感情や情熱がこめられている……」と、詳しくないなりに、ゴッホの絵をどことなく魅力的に感じておりました。

そんなフンワリとした感想しかもっていなかった私が、なぜゴッホをテーマにグッズを作りたい!と思ったかというと、「ミュージアムといえば西洋画……!今回はミュージアム部で、西洋画をテーマに企画しよう!」と思い付いたことがそもそものきっかけでした。

プランナーささのは、思えば歴史や文学モチーフのグッズばかり作っておりました

そして手始めとばかりに、元々ちょっぴり興味を持っていたゴッホについて調べはじめたところ、ゴッホとその周囲の人々にまつわる数々のエピソードに触れ、彼の描いた絵だけではなくゴッホ本人の魅力に一気に転がり落ちてしまったのです……!

ゴッホ沼、あたたかいです!!

ゴッホは弱い立場や困っている人を見かけると、一気に傾倒してしまう&自分の身を削ってでも彼らの手助けをしようとする傾向がある、ある種恐ろしいほど純真で一途な人でした。

例えば画家になる前の20代半ば頃、ゴッホは牧師を目指して挫折した後、紆余曲折を経て南ベルギーの炭鉱地帯・ボリナージュの臨時伝道師に任命されます。
そこで命の危険さえある厳しい労働環境にさらされる鉱夫たちや、町の貧しい人々の暮らしにショックを受けたゴッホ。人々の家を訪ね歩いては自分の持っていた衣服やお金を分け与え、自分はボロボロで汚れのひどい服を着て過ごし、貧しい人々を助けようと西へ東へ駆けずり回っていたそうです。
しかし、その常軌を逸した伝道行為を理由に、約半年後には伝道師としての職を解かれてしまいました。

伝道師の道を断たれるのとほぼ同時期、ゴッホは鉱夫たちのデッサンを描き始めます

また、立場が弱くとも強くたくましく生きていたオランダの農民たちに心を奪われた時には「本当に価値のあるものは、手を泥だらけにして働く農民のたちの中にある!」と、ミレーのような農民画家となって彼らの素晴らしさを描き広めることで、農民たちの役に立ちたいと考えるようになります。
ゴッホは実際に彼らをモチーフに何枚もの絵を描きましたが、やがて農民から「忙しいのに仕事の邪魔をするな」「もうモデルにはなりたくない」と拒否されてしまったと伝わっています。

ゴッホが憧れたミレーは19世紀フランスで活躍した「バビルゾン派(ありのままの風景や農民たちを写実的に描いた一派)の画家で、代表作に『種まく人』や『落穂拾い』があります。

人の役に立ちたい。そんな情熱がから回って、多くの人々にとっての「困ったちゃん」になってしまったゴッホ。
しかし、人々に疎まれると同時に、彼は理解者である弟・テオや周囲にいた友人たち……例えばゴーギャン、ベルナール、トゥールーズ=ロートレックらを始めとする画家仲間や、主治医や顔なじみの郵便配達員一家、画材屋店主など、たくさんの人々との交流があって、何か困ったことがある度に誰かの手によって引っ張り上げられ、支えられて生きていました。

ゴッホに関わった人々は彼の言動に困惑しながらも、それ以上に純粋でひたむきな彼の心に惹かれていたのだと思うのです。そう、私のように……。

素晴らしい作品を生み出した彼の人となりや、彼に影響を与えた周囲の人々を知る事で、ゴッホの絵を見た人が「だからこんな絵が生まれたんだ!」とより深く作品を理解するきっかけになるような、そんな“ゴッホの世界への入り口”になれるものを作りたい!

世界に愛される画家の人物像を新しい形に作り出してみたら、どんなものが生まれるのだろう……?

そんな想いを発端に、「ゴッホその人」を感じられるようなエピソードや作品に着想を得た、アシメトリーデザインのイヤアクセサリーを作ってみました。

ミュージアム部
天才画家の逸話が耳もとで揺れる
ゴッホの人となりを学べるアシメトリーイヤアクセサリーの会

月1組 ¥2,900(+10% ¥3,190)
※1組だけ(1ヵ月だけ)の購入も可能です。
※詳しくは「初めての方へ・お買い物ガイド」をご確認ください。

アクセサリーのモチーフは、ゴッホの人となりや思想、交友関係が浮かび上がるようなエピソードに着想し選びました。

〈ひまわりと黄色い家〉

ゴッホが芸術家たちの共同生活拠点として夢見、アトリエを構えたフランスのアルルにある「黄色い家」と、彼の呼びかけに応えて黄色い家に向かった唯一の画家・ゴーギャンを歓迎するために描いた「ひまわり」をモチーフにしました。

ゴーギャンを歓迎するために、なぜひまわりの花を描いたの……?と不思議に思っているみなさま!
実はゴッホが描いた「2本の切ったひまわり」という作品をゴーギャンが気に入って、自身の作品との交換を持ち掛けたというお話があるのです。ゴッホにとってひまわりの花は、かけがえのない友人との絆を象徴する大切なモチーフであったのでしょう。

出典: The Metropolitan Museum of Art(The Met Collection) 「Sunflowers」公式Webサイトより
※掲載作品はパブリックドメインです

ひまわりを描く以外にも、ゴーギャンのために高価なひじ掛け椅子を用意したり(なお自分にはひじ掛けなしの粗末な椅子を用意)と大はしゃぎだったゴッホですが、残念ながら約2か月後には二人の共同生活は破局してしまいました。

〈アブサンの雫とグラス〉

18~19世紀のヨーロッパ、特にフランスに拠点を置いた数多くの芸術家たちを虜にした、非常にアルコール同数が高いお酒・アブサン。ゴッホも愛飲し、絵画のモチーフとしても扱っていました。
美しいエメラルドグリーンのアルコール飲料・通称“緑の妖精”とも呼ばれるアブサンの「雫」と「グラス」をモチーフにしました。

なお当時のアブサンは、原料に使われたニガヨモギの影響で幻覚作用をはじめ人体に悪影響を及ぼす可能性があったとも言われており、フランスでは1915年に製造を禁止されてしまいました……。

最近は成分に問題のないクラフトアブサンなどが作られていて、日本含め世界各地で楽しむことができます◎

ちなみにゴッホ、何を思ったのかカフェ(当時の酒場)でゴーギャンにアブサンを思い切りぶちまけたというエピソードがあります。

〈渦巻く空の星とうねる糸杉〉

独特の渦巻く描写が特徴的なゴッホの代表作『星月夜』に着想を得て、「星」と「糸杉」をモチーフに。
同作はゴーギャンが黄色い家から出て行った後、ゴッホが入院したフランス・サン=レミの病院から見える風景を元に描かれた作品ですが、星空の下に広がる街並みは彼の故郷オランダの風景であると言われています。

ちなみにゴッホはよく「目の前にあるものを見たままにしか描けない」と語っており、目の前にあるはずのない故郷の風景を描いたこの作品は、その言葉とは相反するものになります。思い切って新しい技法を試したのか、彼にしか見えないものがあったのかは謎のままです……。

ゴッホの逸話を知るためのモチーフパーツの造形は、すべて日本の職人の手で丁寧に形作られていて、細部まで光る技をお楽しみいただけます。
これは最早、19世紀の西洋の画家と21世紀の日本の職人による、時代を超えたコラボレーションとも言えるでしょう!!

隅々までこだわった職人による造形、是非実際にお手に取ってご覧いただきたいです……!

こだわりのイヤアクセサリーはピアスタイプ、イヤリングタイプのどちらかお好きな方をお選びいただけます◎

モチーフパーツに埋め込まれたビジューと、チェーンを飾る小さなビーズが華やかで、シンプルな服装を一気に引き立てます。

日常生活をゴッホの逸話で彩って

世界に愛される画家の魅力を落とし込んだ、特別なイヤアクセサリー。
この商品が、ゴッホ本人・そして彼の周りにいた人々へさらに深い興味を持っていただけるきっかけに、そしてゴッホが残した素晴らしい作品を見に美術館に足を運ぶきっかけになりますように。

ミュージアム部
天才画家の逸話が耳もとで揺れる
ゴッホの人となりを学べるアシメトリーイヤアクセサリーの会

月1組 ¥2,900(+10% ¥3,190)
※1組だけ(1ヵ月だけ)の購入も可能です。
※詳しくは「初めての方へ・お買い物ガイド」をご確認ください。


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