チャレンジドの手染め革で、おいしそうなビスケットみたいなキークリップができました。


みなさま、こんにちは。CCPのプランナーNです。

フェリシモCCPx福祉事業所のプロダクトから、 ビスケットそっくりの焼き色をチャレンジドのみなさんにグラデーションで革染めしていただいた、手染めでこんがり焼き色を付けた本革ビスケット リール付きキークリップ」のWEB販売がスタートしました!

バッグのふちにつけたまま、伸びるリールでかぎの開け閉めがさっとできるキークリップで、ビスケットモチーフが目印になって、バッグの中でかぎの迷子を防ぎます

クリップ式でバッグのふちに簡単に装着ができ、かぎをリール部分に付けて、くるっと折り返して内側に吊り下げて使います。

デザインは〈メープル〉〈チョコ〉〈バニラ〉の3種類です。本物のビスケットのようなリアルな焼き色と、それぞれのビスケットに合わせたクリームのカラーリングがかわいいデザインです。

メープル(バニラクリーム)
チョコ(ストロベリークリーム)
バニラ(チョコクリーム)

実は15年前に革染めビスケットシリーズが生まれました。

このビスケット革のクラフトアイテム、実は15年ほど(!)前にもCCPで企画販売していました。好評いただいて、いろんなアイテムを出していたので、覚えてくださってる方もおられるでしょうか。

この商品が生まれたきっかけは、当時小学生だった娘と近所のクラフトセンターでレザークラフトのワークショップを受けたときのことです。

刻印の文様を押したベルトの端から、布に付けた染料を少しずつ入れると、アンティーク風のグラデーションがきれいにできたのです。このクラフトをチャレンジドのみなさんにしてもらえたら素敵な商品ができるのでは!と考え、企画がスタートしました。

国産の素上げヌメ革をビスケット型に抜いて、職人さんに刻印を押してもらいます

ビスケット型の革を工場の方につくってもらって、いろんな染料と革の種類を試しました。

今回は、姫路産の素上げの牛革を使用しています。
「素上げ」とは、塗料や仕上げ剤を使わず、革本来のナチュラルな風合いを生かした加工の革を指します。「タンニンなめし」という手法でチョコレートやキャメルの色合いを出しています。

塗料や被膜で革の傷やしわを覆った加工の革では、焼き色の染料が入りません。また、中国産のヌメ革でも染料の発色がきれいに出なかったのです。染料がきれいな発色で入る革は実際に染めてみないとわからないのです。

刻印のデザインは、フランスの昔からある伝統的なビスケットをイメージして作りました。Petiet Bonheur は、「小さなしあわせ」を意味するフランス語です。

初めての革染めにチャレンジ!福祉事業所さんでレクチャー会をしました。

今回は、NPO法人萌友さんハッピーエリアさん作業所巣立ちさんの、3か所の福祉事業所さんに革染めをお願いしました。NPO法人 萌友さんは、15年前にたくさんのビスケット革を染めてもらった経験がある事業所で、革染めのベテランスタッフがおられますが、その他の2か所は初めてのチャレンジです!

ビスケット型に抜いた革の端から、少しずつ少しずつ染料をしみこませた布で染めていくことで、ふんわりしたおいしそうな焼き色がつきます。染料を付けすぎるとムラになったり、重ね方で自然に仕上げるコツをつかむのが難しいのです。

萌友のスタッフさんと、染色を指導していただいている染工房ノビィさんといっしょに2か所の事業所さんに伺い、レクチャー会を行いました。今回はコロナ感染予防のため、一度に全部の事業所さんが集まることはできなかったので、1事業所ずつ訪問して練習してもらいました。

ハッピーエリアさんでの練習のようす

とても器用なみなさん、すぐにコツをつかんでおられました^^

萌友さんで染めてもらったモチーフ。どんどん焼きあがります!

この商品が掲載されたカタログを各福祉事業所さまにお送りしたところ、
「利用者のみなさん、自分が革染めした商品が載っているのを見て、とてもうれしそうでした」とスタッフさんのお声をいただきました^^

毎日バッグにつけて、使ってみました。

わたしも通勤バッグに付けて使ってみました。少し厚手のバッグですが、しっかり固定できました。なんだかビスケットの香ばしいにおいがしてきそうですね。

かぎは内側にぶら下げて。ふだんいつもかぎを探してバタバタしてしまう玄関先でも、すっとリールを伸ばして開け閉めできるのがうれしいです。

今回のキークリップに続き、今後も革小物の新アイテムの発売を予定しております。
お楽しみにしてくださいね♪

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